インプラントブログ

サイナスリフト

最近、骨形成術の依頼が多くなってます。

単純なインプラントは適応さえ守っていれば失敗することはまれです。

しかし、骨が少ないなど適応外の患者様に対するインプラントのニーズが多くなってきました。

特に上顎は上顎洞という鼻の脇にある空洞のために骨が薄くインプラント治療に適さない場合が多く見られます。

そのとき行うのはサイナスリフトですが、この手術には細心の注意が必要です。

上顎洞の内側にある上顎洞粘膜を剥離し、作ったスペースに骨を移植します。

その上顎洞粘膜は、厚い人、薄い人、破れやすい人…様々です。

一般には5ミリ以上の穴が開いた場合、手術は中止です。

また、上顎洞の形によっても難易度が異なります。

今のところ失敗例はありませんが、注意深く行なわければなりません。

大学病院では、安易なサイナスリフトで失敗してしまった患者様を多く見かけます。

限界を見極め、無理な症例は手術を行わない勇気も必要だと思います。

妊娠と親知らず

時々、妊婦さんが親知らずを腫らして来院されることがあります。

妊娠をすると、ホルモンバランスの関係から、親知らずを腫らすことが多くなります。

その場合どうするか。

 

多くの薬は、妊婦や新生児に対する安全性は不明になっています。

理由は、試験ができないため。

(妊婦に薬を飲んでもらって、胎児にどのような影響がでるかなんて試験はできないですよね)

そのため、安全性が保証されていない中での投薬になります。

一般的には、ペニシリン系の抗生剤は妊婦に安全とされています。

理由は、ペニシリンが開発された直後から盛んに妊婦に投与され安全性が確立されているからです。

鎮痛剤は妊娠中は使用できないものも多く、使用できたとしても鎮痛効果が弱かったりします。

また、抜歯に関しては安定期なら可能とされていますが、術後の投薬に不安があります。

 

以上の理由から、妊娠中の親知らずの治療は様々な障害があります。

つまり、親知らずは妊娠前に抜いておくのが一番安全です

特に妊娠の早期は器官が形成される重要な時期です。

妊娠しているかどうか気づかないこともあるので、

親知らずが腫れて妊娠初期には服用してはいけない鎮痛剤を服用してしまう場合もあるでしょう。

親知らずは妊娠の可能性がある前に抜歯したほうが良いと思います。

最近は、不妊治療をされている方も多く、治療前の準備として親知らずをあらかじめ抜いておくことをお勧めします。

 

ところで、2010年4月27日から月1回、佐倉ウェルネス歯科医院で口腔外科診療を行うことになりました。

インプラントを含め口腔外科一般に対応いたします。

また、毎週口腔外科診療日があるため継続的な診療が可能になっております。

親知らずなど、口腔外科疾患でお悩みの方はご相談ください。

唇のしびれ(オトガイ神経麻痺)

下顎のインプラント治療で一番やっかいな医療ミスは下歯槽神経の損傷です。

下顎の臼歯部(奥歯)のインプラント手術をした後、唇に痺れが残ったという方も多いのではないでしょうか。

神経損傷の程度は様々で、インプラントを少し抜けば(2~3回転戻す)治る場合もあれば、

インプラントを除去しても長く痺れが残る方もいます。

また、痺れの程度も様々で違和感からジンジンした痺れ、痛みを感じる方もいます。

当初は薬による経過観察が治療の中心でしたが、最近は切れた神経を縫い合わせたり、

損傷した神経を取り除き神経を移植したりします。

神経修復手術の成績は良好で、ほとんどの患者様で回復・完治されます。

ただ、手術をできる先生は限られています。

(私が知ってる限り1人。インプラント手術の神経損傷を多く扱っている先生は数人らしい。)

手術は緊急性を要し、神経損傷から早ければ早いほど治りは良いです。

逆に、何ヶ月何年もたってしまえば、回復は見込めません。

唇の痺れがある場合は、早期に専門医を受信することが重要です。

抜歯即時インプラント

抜歯してすぐインプラントを埋入する方法を抜歯即時インプラント埋入法といいます。

患者様としては、なるべく歯が無い期間を短くしたいという希望があります。

そのような希望に答えるべく、可能な場合は抜歯即時埋入を行っています。

もちろん患者様の状態を見極めて行っているので、失敗したことはありません。

 

成人が歯を失う場合、原因は歯周病が多くなります。

歯周病も初期ならば、抜歯即時も可能ですが、進行してしまうと困難です。

また、手術テクニックも高度になり、テクニックだけでは対応できなくなる場合もあります。

近年は、適応拡大を目指して難しい手術に挑む先生も多いですが、

医療は人に行っている以上安全で確実でなければなりません。

たまたま上手くいった症例があるからと言って、それがどれほど普遍性があるのでしょうか。

天候が悪化する中、頂上を目指し登山するのではなく、あえて下山する勇気も必要だと思います。

 

一方、より質の高い医療を求めて多くの患者様が相談にいらっしゃいます。

その患者様のためにも、日々研鑽を重ねなければならないと思っています。

いま妥当性のある高度な医療は積極的に駆使するが、無理なことはしない。

これが、結果的に患者様の期待に答える事になると考えています。

インプラントで唇に感覚の麻痺がでたら

下顎にインプラント手術をした後で、唇やオトガイに知覚の異常を感じたら、

それは下歯槽神経麻痺です。

下顎を通る神経にはいろいろな呼び方があります。

大元は三叉神経、それが下顎神経に別れ下顎の中を通る下歯槽神経になります。

ちょうどオトガイのところから下顎骨をでるとオトガイ神経になります。

歯科、特に口腔外科では下歯槽神経の研究が昔からされてきました。

インプラントが普及する以前から、下顎親知らずの抜歯により下歯槽神経が障害されたり、下顎の腫瘍切除手術や骨折などにより、神経を傷つけてしまったりすることがあったからです。

その結果、現在では神経縫合や神経移植などの治療法が考案・実践されています。

下歯槽神経麻痺―カラーグラフィックスは、その研究成果をまとめた本です。

下歯槽神経の解剖から神経麻痺の病理、神経麻痺の検査・治療法まで網羅されています。

この本が出版された当初、患者様が購入され病院に来院されたこともあります。

インプラントで麻痺が出てしまった(出してしまった)かたには、参考になると思います。

 

 

どこでCTを撮ってもらうか?

現在のインプラント治療にCTを欠かすことはできません。

CTなくインプラント治療を行うことは、海図の無い航海に出るようなものです。

そのことは常識化し、一部の歯科医院でもCTが導入されるまでになりました。

しかし、多くの歯科医院では自前でCTまで揃えてはいません。

CTをとる場合は外の施設に依頼することになります。

 

どこに依頼するかと言うと、歯科大や歯学部の付属病院の放射線科です。

もしくは、CT撮影を専門に扱っているクリニックです。

私がよく利用しているのは、メディカルサテライト八重洲クリニックです。

東京駅八重洲口と神田にクリニックがあります。

 ここは、画像の解像度が高く、多様な画像処理で診断しやすいCT画像を提供してくれます。

シムプラントなどのインプラントシミュレーションソフトにも対応してくれます。

料金もリーズナブルです。

 

有名なのはメディカルスキャニングです。

最新のCT機材を導入し、画質は十分な診断クオリティーを有しています。

新宿・渋谷・池袋など主要ターミナルを中心に10の施設があります。

インプラントの診断について定期的に講演会を行うなど医療連携に力を入れています。

東京近隣でCT撮影施設を探している先生にはいいかもしれません。

 

最近では、歯科専門のCT撮影施設も増えています。

口腔画像診断センターデンタルスキャンは、歯科専門の画像センターのさきがけです。

九州大学歯学部の教授をされてた神田重信先生が開設者です。

導入されているのはコーンビームCTで、高い解像度と低被爆が特徴です。

機材はモリタの3DX Multi-Image Micro CTです)

何度か利用しましたが、医科用のCTとは違った診断価値の高い画像が得られます。

場所は、千代田区三崎町。水道橋駅の近くです。

 

コーンビームCTは、最近開発が目覚しく多くの機種が出ています。

その中でも撮影範囲が大きく、頭蓋骨をすべて撮影できるCTが

日立メディコ社製のCB MercuRayです。

私がもし買えるとしたら、是非欲しいCTです。

その機材を使っている施設がプロCTイメージングです。

場所は大宮駅の西口です。

埼玉の先生は、患者様を東京まで送るより良いのではないでしょうか。

(ただし、私は使ったことがありません)

 

ほかにも、デンタルプログラムがない一般病院でもシンプラントなどを使えば

インプラント診断に利用できます。

とにかく、訴訟が増えています。

トラブルになる前に、適切な診断・治療を心がけたいと思います。

 

 

 

 

新型インフルエンザ。そしてインンプラント。

新型インフルエンザが流行しているそうです。

先日、私の同僚が高熱をだしてインフルエンザの簡易検査をしたところB型と判明。

結構、冬を過ぎてもインフルエンザは流行るものなのだなと実感しました。

これほど、インフルエンザが注目されなければ判らなかった事実かもしれません。

 

報道や専門家の話を聞いていると、今後予想されるパターンは3つ。

①新型インフルエンザにかかって免疫を持つ。

②新型インフルエンザのワクチンを打って免疫を持つ。

③1957年以前の生まれでもともと免疫をもっている。

つまり新型インフルエンザでは人に基礎免疫がなく感染力が強いため

1957年以降の生まれでワクチン打ってない人は、全員いずれ罹患すると考えられているようです。

ただし、いっぺんに新型インフルエンザにかかってしまうと医療機関がパンクしてしまうので、

なるべく、徐々に罹患させたい。

時間がかせげれば、ワクチンも間に合うし、薬の増産もできるわけです。

マスク・手洗いなどの予防も、時間かせぎです。

我が家でも、ワクチン製造までどうにか時間をかせぎたいと思います。

 

ところで、今日はすぎもと歯科でインプラントの手術をしてきました。

両側臼歯部(奥歯)がない患者様で今回は左側です。

インプラントは3本でしたが、30分程度で終了しました。

最近はインプラント手術が増えてきて、月に15本ほどやらせていただいています。

インプラントは満足度が高いので、これからも増えるでしょう。

 

 

インプラント相談メール

最近、メールによるインプラントのご相談が多くなってきました。

多くの施設でインプラント治療が行われているため、

どこの病院・医院で治療を受けたらよいのか、治療法は適正なのか、どの程度費用がかかるのかなど

相談内容は多彩です。

インプラント治療の結果、唇の感覚に麻痺が出てしまった患者様の相談も受けます。

口腔外科を専門としているため、顎変形症などの手術の相談もあります。

インプラント治療は、先端治療のため治療法も様々で、治療期間も治療費も施設で異なります。

そのことが、患者様を悩ませているようです。

 

私が、インプラント治療を受ける上で一番大事と考えていることは、納得できるかということです。

納得できない場合は質問をして納得するか、それでも疑問が残る場合は施設を変えるべきです。

納得せずに、なんとなく治療を受けてしまうことは、後々後悔につながるかもしれません。

口腔外科で診療をしていると、インプラントの失敗で来院される患者様も多いですが、

トラブルになるのは、十分な説明を受けず納得して治療をうけていらしゃらない患者様です。

人間の感覚というのは、重要だと思います。

直感的に、「おかしい」とか、「変だ」と思ったら納得するまで質問をするべきだと思います。

その結果、納得できなければ施設を変えるのです。

このホームページのように相談メールを書くのもいいでしょう。

 

相談のメールには1日以内に返信を書くようにしております。

納得するまで質問していただければと存じます。

 

骨移植

最近は厳しい条件の患者様が多く、骨移植を用いる機会が増えました。

私が主に用いているのはβTCPと言うものですが、かなり優秀です。

先日も、2次手術で移植部を確認しましたが、きれいな皮質骨様の骨ができていました。

(皮質骨とは、硬い層板条の骨でインプラント治療には適しています。)

他にも、Nuossなど使用していますが、インプラント治療するうえでは問題を感じません。

ただ、骨を作るにはテクニックが要ります。

①移植部位を粘膜で十分覆うこと

②移植部に圧力をかけないこと

③吸収を見越して十分な量を移植すること

④GBR膜は特に必要としない

などでしょうか。

当たり前のことですが、なかなか経験がないと難しいです。

 

上顎の骨移植

 2009年4月8日

上顎の右側中切歯を失われた患者様です。

歯槽骨が吸収してしまっているため、インプラント治療を行うことは不可能でした。

患者様と相談し、口腔内から骨を採取し中切歯部に移植することとしました。

この手術は、外来・局所麻酔で行うことができますが、私は全身麻酔で行うことをお勧めしています。

比較的侵襲が大きく患者様に負担な手術です。

できることとやっていいことは、違います。

インプラントで「4時間かかった大手術!」などは、なんの自慢にもなりません。

(4時間も手術に耐えていた患者様は大変でしたでしょう)

私は患者様に低負担な治療を心がけています。

手術は1時間程度で済みます。

写真は、術後のレントゲンです。

3~4ヶ月後にインプラントができるようになります。

 

上の写真:骨を採取した部位です。

わかりづらいですが、下顎枝の前縁部より骨を採取しました。

下の写真:右側上顎中切歯部に骨を移植しました。

2本のスクリューで固定し、周囲に粉砕骨を移植しています。

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インプラント診療

2008年3月7日

今日は、東京駅八重洲口近くの渡辺歯科医院でインプラント手術をして来ました。

左側の大臼歯部に1本、インプラントを埋入手術しました。

手術は15分ほどで終了しました。

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渡辺歯科医院では、院長先生(渡辺克雄先生)が事前の診査と補綴設計(インプラント上部構造:人工歯)を行い、私が補綴設計を基に手術計画を立てます。

 

治療計画には、歯の模型・レントゲン・CTなどを資料を基に、院長先生と議論しながら一例一例立案します。

 インプラント治療は、手術・上部構造(歯)が入って一段落ですが、

患者様とは、一生の付き合いです。

人工臓器を、患者様に埋め込んだ以上、一生診つづける覚悟が必要です。

一生インプラントが機能出来るよう、定期的にインプラントのメンテナンスを行います。

インプラントは、治療した後が大切です。

インプラント治療は、メンテナンスをしっかりしてくれる歯科医院を選ぶことが大切です。

 

 

インプラントの値段(費用)

インプラントは、一般的な値段として30万円から60万円かかります。

しかし、インターネットでは1本20万円!10万円!との医院もあります。

10万円のインプラントと60万円のインプラントでは、どこが違うのでしょうか。

そもそも、同じ治療なのになぜ4倍もの差が出てしまうのでしょうか。

 

インプラント治療費の差は、手間のかけ方の差

インプラントの部品は、メーカによりますが値段の差は1~2万円程度です。

値段の差が出るのは、歯科医師がどの程度手をかけるかです。

CTもとらず、模型による診断もせず、感覚だけで手術をすれば安く出来るかもしれません。

手をかける先生は、顎の模型をとり、その上で設計を行い、セットアップ模型(歯が入った状態の予測模型)を作成し、CT上から手術計画を立案し、総合的な計画を調整・立案します。(以上が計画段階)

このほか、手術・補綴・メンテナンスと多くの手間がかかります。

当然時間もかかるので、それが料金に反映されます。

 

勉強している先生は治療費も高い

また、インプラントをどのくらい勉強したかも料金に反映されます。

アメリカの歯科大学でインプラント治療の学位をとった先生と、業者が行っている2日間のインプラントセミナーでインプラント治療を始めた先生とで料金が同じはずがありません。

長くインプラントの勉強をし、治療に手間をかける先生の、治療費が高くなることは仕方がありません。

逆に、業者の2日間セミナーを受けて、治療に手間をかけなければ、安く治療が出来るかもしれません。

 

では、安い治療費の先生は、全員勉強をしていない先生なのでしょうか?

そんなことはありません。安い治療費でも、勉強をしている先生は大勢います。

しかし、治療に手間はかけられないと思います。

手間をかければ、それだけコストがあがり赤字になってしまいます。

安い治療費の先生は、経験的に削れるコストは削って、その分多くの患者様の治療にあたっているのだ思います。

では、勉強をよくしている先生が、手間をかけ、安い治療費でインプラントをしてくれるでしょうか?

そういう先生は、少ないと思います。

手間をかければ、コストはかさむのです。

 

インプラント治療を受ける上での、歯科医院の選択法

インプラント治療を受けるときは、まずどのような先生に治療を受けたいか明確にする必要があります。

お金をかけてでも、手間をかけ、しっかり治療してくれる先生を選ぶのか。

勉強をしているが、安いコストで治療をしてくれる先生を選ぶか。

後者は、本物を見つけるのは難しいと思います。

まず、ホームページなどで経歴などをよく調べるのがいいかもしれませんね。

 

 

 

サイナスリフト後のインプラント埋入

2008年2月21日

今日は、埼玉県深谷市の立花歯科医院でインプラント手術をしてきました。

立花歯科医院は、私の提携歯科医院のなかでも意欲的にインプラント治療を進められている医院です。

今回の治療は昨年10月に行った左側上顎のサイナスリフト部に対するインプラント埋入手術です。

サイナスリフト手術後、定期的にレントゲン検査を行ってきましたが、

大きな骨吸収もなく、インプラント手術に十分な骨を造ることが出来ました。

手術は20分で終了。人工骨移植部を確認しましたが、固い骨ができていました。

ドリルで削っていても、柔らかい感覚はありませんでした。(まるで下顎骨のようでした)

また、ドリルで削った穴から多くの出血を認めたことから、

人工骨移植部に十分な血流があることが確認できました。

これは、インプラント成功には重要なことです。

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これから、5~6ヶ月待ってから歯を入れる予定です。

今のところ、成功だと思います。

(最終的な成功は、機能させてからですが)

インプラント診療

2月20日

今年に入り、インプラント希望の患者様が非常に増えています。

私も手術日が週に2~3日となり、本数も増えています。

最近多いのは、片側遊離端の症例です。

片側遊離端と言うのは、歯が欠けている部分の片端のみに歯が残ってる場合です。

具体的には、左右片側の奥歯だけ、歯が欠けてしまった状態です。

このような場合は、従来では義歯で治療していましたが、

義歯が不安定になりやすく、難症例の一つです。

義歯が力学的に不安定になりやすい症例は、インプラントが得意とするところです。

特に、下顎の場合は有効です。

下顎の義歯で苦労されている方は、是非ご相談下さい。

 

今日は、市川市下総中山駅近くの岡永歯科でインプラント手術をしてきました。

右側下顎の大臼歯部にインプラントを2本植立しました。

時間は30分で、痛み無く終えることができました。

2~3ヶ月後には、歯が入る予定です。

サイナスリフトのその後

2009年1月17日

この日は忙しい日でした。

午前中は、銀座大山歯科クリニックで親知らずの抜歯。

午後は、東京駅八重洲口の渡辺歯科医院でインプラントを1本手術。

(手術は15分で終了)

その後、埼玉県深谷市の立花歯科医院2008年10月4日に行ったサイナスリフトの経過観察を行ってきました。

経過は良好で、感染も無く触診では開窓部の化骨も良好でした。

レントゲン写真でも、リフト部は吸収も無く十分な化骨が確認できました。

化骨が確認できたため、2月にインプラント手術を行うこととしました。

下顎のインプラントは、今月上部構造が入ります。

順調に行けば夏までには、咬合を作りたいと思います。

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専門医・認定医について

http://www.asahi.com/health/news/TKY200901120206.html

認定医・専門医とは、個人もしくは団体が、医療技術や知識に対して専門的に十分であると認定した医師・歯科医師のことです。

日本では、自由標榜(極端な話、どんな科でも好きに標榜していい)なので、専門医・認定医についても様々な団体が独自の基準で認定を行っています。

これ自体、特に違法ではありません。

しかし、これを世間一般に告知することは、厚生労働省が認可した専門医以外、認められていません。

つまり、看板やチラシ・新聞雑誌広告・インターネット上でも表記することは違法です。

歯科で公表が認められている専門医は、口腔外科専門医・歯周病専門医・歯科麻酔専門医・小児歯科専門医の4つのみです。

http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/06/tp0627-1.html

上記の専門医は、厚生労働省が認可し、一定の教育カリキュラムを履修し、臨床経験や試験などによって学会から認定されています。

 

認定医取得の難易度は、認定する学会によって様々です。

安易に認定証を出す団体も多くあります。

認定医・専門医と肩書きはあっても、ちゃんとした知識や技術があるかどうかは疑問です。

 

確かな専門医を見極めるには、「厚生労働省の認可を受けている専門医なのかどうか」が一つの基準になると思います。

ちなみに、2009年1月現在、インプラントに関しては厚生労働省が認可した専門医制度はありません。

 

 

インプラント診療

2009年1月10日

今年初めてのインプラント手術を行いました。

午前中は、銀座大山歯科クリニックで、下顎にアンキロスを3本埋入手術しました。

患者様は、初診時に上下顎両側の臼歯部を喪失されており、現在左側上下顎はインプラントにより咬合が再建されています。

前回、右側上顎にインプラントを埋入したため、今回は下顎を手術しました。

患者様の希望により、歯科麻酔専門医に静脈内鎮静を行ってもらいました。

手術はスムースに進み、「静脈内鎮静のおかげで意識無く手術を受けることができた」と患者様にも大変喜んで頂きました。

3ヵ月後には、右側上下顎も歯が入っている予定です。

午後は、東京駅八重洲口の渡辺歯科医院でカムログのインプラント1本を手術しました。

ガッチリとした体格の男性の患者様だったので、最後臼歯ということもあり、直系5ミリ・長さ11ミリのインプラントを埋入しました。

抜歯後1ヶ月程度でしたが、骨も再生していて手術をするには、良い時期でした。

今月は、昨年にまして多くの手術予約が入っていて、今後も増えそうな予感です。

今年も頑張っていきたいと思います。

 

仕事納め

今日は、仕事納め。

口腔外科は、基本的に計画診療なので年末は外来を含め手術をしません。

ですから、毎年年末は平穏な時間が流れます。

今年は、急患も無く無事終えることができました。

 

今年手術したインプラントの本数は、129本。

年々増加傾向です。

来年の1月も、10本インプラント手術の予約が入ってますが、さらに増える予定です。

来年の目標インプラント本数などはありませんが、一人一人の患者様を大切にし、安心・安全をモットーに着実に実績を積み重ねて行きたいと思います。

 

親知らずの抜歯

本日は病院に当直です。

ところで、今日は抜歯などの外科処置を行える年内最終日でした。

本日も4本ほど、抜歯をしました。

親知らずの抜歯をしていて、患者様が驚かれるのは、そのスピードです。

口腔外科の素養のない先生が、親知らずの抜歯を行うと2時間から3時間かかることがあります。

「他の親知らずは抜くのに2時間かかったのに、こんなに速く抜けるんですね」とは、よく言われます。

大体、口腔外科医が親知らずの抜歯をすれば、1時間以上かかることは、まずありません。

通常は、10分から15分。長くて30分です。

1時間かかったのは、5年前くらいに1件あったでしょうか。(よく覚えてません)

スピードだけでなく、抜歯後の腫れや、痛み、開口障害なども口腔外科医が抜いた方が少ないと思います。

一番重要なのは、唇の知覚の麻痺を起こさないことです。

下顎の親知らずを不適切に抜歯すると、下唇に知覚の麻痺が出る確率が上がります。

確かに、口腔外科医が抜いても唇の知覚の麻痺は一定確率で起こります。(およそ0.6%)

しかし、不適切に抜歯が行われると、唇の知覚ばかりか、舌の知覚麻痺も起こりえます。

一生の障害になることもあるので、注意がひつようです。

下顎の親知らず、特に横に生えている歯は、口腔外科のある病院で抜いてもらった方がいいと思います。

インプラント症例

2008年12月13日

中央区銀座の大山歯科クリニックで、口腔外科・インプラント診療をしてきました。

口腔外科処置としては、抜歯です。

親知らずの抜歯で、上顎と下顎2本行いました。

抜歯というと、簡単そうですが親知らずの抜歯は特別です。

特に、下顎の親知らずの抜歯は、抜く先生によって

手術時間や術後の経過が違います。

また、術後、唇や頤に知覚の神経麻痺が出ることもあり注意が必要です。

 

インプラントは、両側下顎の第一大臼歯部に1本づつ計2本埋入しました。

この日は、患者様の手術負担を軽減するため、静脈内鎮静が行われました。

静脈内鎮静とは、ドルミカムやプロポフォールなどの麻酔薬を用いて、

手術中、患者様には寝てて頂き、目が覚めた時には手術が終わっている麻酔法です。

今回は、患者様は手術していることすら気づかず、インプラント手術を終えることができました。

麻酔を行うのは、歯科麻酔学会認定の歯科麻酔専門医の半田麻里子先生です。

半田先生は、大学病院の歯科麻酔科で経験を積まれたベテランです。

麻酔科医にも腕の良し悪しがあり、半田先生の麻酔で安心して手術が行えます。

今後も、安心・安全なインプラント手術を追求していきます。

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